Hiroshi Arai   pottery works
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長田弘とクリムトの本について

5/21/2017

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近くの市立図書館で本を借ります。
何冊かお気に入りがあって、それらの本は
年に何度も借ります。

その内のひとつに詩人、長田弘の「詩ふたつ」という詩集があります。
詩集といっても、タイトルの通り「花を持って、会いにゆく」という詩と
「人生は森の中の一日」という詩の2編だけの詩集です。

長田さんが、亡くなった奥様とその死、そして残された者の生を
思って書かれた2編の詩です。

それらの詩が、19世紀末から20世紀にかけて活躍した画家、
グスタフ・クリムトのたくさんの風景画とともに掲載されています。
一般にクリムトといえば、「接吻」に代表されるような、退廃的で
装飾的な黄金色を多用した絵を思い浮かべます。
しかし、長田さんにとってクリムトとは「誰であるよりもまず、
樹木と花々の、めぐりめぐる季節の、死と再生の画家」だそうです。

そして長田さんの2編の詩も、人々の「
めぐりめぐる季節の、死と再生」を
表現したものだと読み取れます。


これらの詩と絵を平行して同時鑑賞することで、詩をより深く
読み、また絵をより深く観る事が出来る、ような気がします。

ここに詩の全部を紹介する事は出来ませんが、数行だけ
引用し、紹介したいと思います。「花を持って、会いにゆく」から。

   「ことばって、何だと思う?
    けっしてことばにできない思いが、
    ここにあると指すのが、ことばだ。」

まったくその通りでこの詩集は間違いなくそれをやってのけていると
思います。

また、私のつくるものも、言葉で言い表せない何かを表現できたらと
大それた事を願いながら、作っています。

興味を持った方、ぜひ一度、「詩ふたつ」、お読みください。

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春の益子陶器市

5/9/2017

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ゴールデンウィークの9日間、栃木県で行われた「第99回 春の益子陶器市」に​出店してきました。
比較的お天気にも恵まれ気持ちよく過ごす事ができました。

私は今回が8回目の出店でした。
毎回楽しみにしてお越し下さるお客様がいて、その方々とお会いできるのも楽しみの一つになっています。
新たな出会いも沢山ありました。
いったん買わずにご帰宅されたお客様が、どうしてもカップが忘れられないと、翌日にまた遠路お買い求めにいらっしゃいました。
また、夕方閉店して会場を離れようとしていたところ、
息を切らせて走ってカップを買いに来てくださった男性もいらっしゃいました。
励ましのメールも頂きました。

お客様に会って言葉を交わすと、焼き物をやってて良かったと思えます。

​今回お越しくださったお客様、本当にありがとうございました。またお会いできる事、楽しみにしています。




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    新井 尋詞

    愛知県常滑市在住。
    焼き物をつくって生活しています。

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